肩が痛いとき、
「力を抜いてくださいね」
と言われたことはありませんか。
でも実際には、
抜こうとしても抜けない。
気づくと肩に力が入っている。
動かすときほど緊張してしまう。
そんな感覚を抱えている方も、
多いのではないでしょうか。
実はこの状態は、
特別なことではありません。
むしろ、
肩に痛みがあるときほど
自然に起こりやすい反応でもあります。
痛みがあると、体は無意識に守ろうとする
体は、
痛みや違和感を感じると、
その場所を守ろうとします。
これ以上悪くならないように
無意識に力を入れて支えようとする。
これは体にとって、
とても自然な反応です。
・肩に力が入る
・動きを小さくする
・慎重に動かす
こうした変化は、
異常なことではありません。
むしろ、
体が自分を守ろうとしている
反応のひとつとも言えます。
力が入るほど、動きがぎこちなくなりやすい
ただ、
守ろうとする力が強くなりすぎると、
肩の動きは少しずつぎこちなくなります。
・動きの流れが止まりやすくなる
・一部の筋肉だけが頑張る
・スムーズに動かなくなる
すると、
動かすたびに違和感が出たり、
別の場所が疲れやすくなったりします。
以前の記事で触れた
「引っかかる感じ」や
「動くけれど不安が残る感覚」も、
こうした状態と
関係していることがあります。
「力を抜こう」としても抜けないのは普通
ここで大切なのは、
「力を抜こうとしても抜けない」
という状態は、
決しておかしいことではない
という点です。
多くの方が、
「力を抜かなきゃ」
と思えば思うほど、
かえって肩に意識が向き、
さらに力が入りやすくなります。
これは、
意識の問題というよりも、
体の自然な反応に近いものです。
ですから、
「力が入ってしまう自分が悪い」
と考える必要はありません。
力が抜けない肩に起きやすいこと
肩に力が入りやすい状態が続くと、
次のような感覚が出やすくなります。
・動かすたびに疲れる
・毎回違う場所が気になる
・痛みが一定しない
・不安感が残る
これらは、
どこかが壊れているサインというより、
体が慎重になりながら
動いている状態
とも言えます。
まず大切なのは「抜こう」とすることではない
この段階で大切なのは、
無理に力を抜こうとすることではありません。
それよりも、
・なぜ力が入りやすくなっているのか
・どんなときに強くなるのか
・動きの中で何が起きているのか
こうした点を、
少しずつ整理していくことです。
肩の状態は人それぞれ違い、
「硬さ」だけでも
「筋力」だけでも
説明できないことがあります。
だからこそ、
今の状態を落ち着いて整理することが、
遠回りのようで
大切な過程になることもあります。
このブログでお伝えしていきたいこと
このブログでは、
「この運動をすれば治る」
といった答えを提示することはしていません。
その代わりに、
・なぜその感覚が出るのか
・体の中で何が起きていそうか
・どう考えればいいのか
それを整理するための材料を、
お伝えしていきたいと思っています。
次の記事では、
「夜間痛がある肩と、動かすと痛い肩の違い」
について整理していきます。
同じ肩の痛みでも、
痛み方によって
体の状態は少しずつ違います。
その違いを、
一緒にゆっくり整理していきましょう。

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