右だけ痛い。左はなんともない。それっておかしい?
肩の痛みが片側だけに出ていると、
「体が歪んでいるのでは」
「骨盤がズレているのでは」
「バランスが崩れているのでは」
と考える方は少なくありません。
両側ではなく、
片方だけ。
それだけで
どこか大きな問題があるように感じてしまうこともあります。
ですが、
片側だけ痛むこと自体は、
特別なことではありません。
私たちの体は、もともと左右対称ではない
日常生活を思い出してみると、
・よく使う手がある
・バッグをいつも同じ側で持つ
・同じ向きで寝る
・仕事で偏った姿勢が続く
こうした“偏り”は、
ほとんどの方にあります。
体はもともと完全な左右対称ではなく、
使い方にも差があります。
そのため、
負担がかかりやすい側に
痛みが出ることは珍しくありません。
片側だけ=歪みが原因とは限らない
「片側だけ痛い=歪んでいる」
と結びつけてしまうこともありますが、
必ずしもそうとは限りません。
痛みは、
・その側の使い方
・使ったことによる疲労
・安定して支えられていない
・過去の負担の積み重ね
など、さまざまな要素の中で出てきます。
歪みという一言で
説明できるものではないことが多いのです。
むしろ「よく使う側」に出やすい
利き手側に痛みが出る方は多くいます。
これは、
壊れやすい側
というより、
負担を引き受けている側
と考えた方が自然です。
よく使うからこそ、
疲れやすい。
無意識に力が入りやすい。
その積み重ねが
痛みにつながることがあります。
反対側が痛くならないのはなぜ?
ここで不思議に感じるのが、
「なぜ反対側は平気なのか」
という点です。
体は左右で役割が少しずつ違います。
支え方や使い方が異なれば、
負担のかかり方も変わります。
そのため、
同じ肩でも
片側だけ症状が出ることは
決して珍しくありません。
体は常に左右同じように働いているわけではなく、
少しずつ役割を分けながら動いています。
片側だけ痛いときに見るべきこと
大切なのは、
・痛みの強さ
・動かせる範囲
・動かすことへの怖さの変化
・時間経過での症状の変化
です。
「片側であること」自体よりも、
状態がどう変化しているかを見ることの方が重要です。
このブログでお伝えしていきたいこと
このブログでは、
「歪みを直せば治る」
「バランスを整えれば解決する」
といった単純な答えを提示することはしていません。
その代わりに、
・今の肩はどんな状態なのか
・なぜその痛み方になるのか
・何が分かっていて、何がまだ分からないのか
それを一緒に整理するための材料を
お伝えしていきたいと思っています。
片側であることに不安を感じすぎず、
肩全体の状態をどう見るか。
その視点が、
安心につながることがあります。
次の記事へ
肩の痛みが続くと、
「このまま戻ってしまうのでは」
「また再発するのでは」
という不安も出てきます。
次の記事では、
痛みが戻る肩は悪化なのか
という視点から、
整理していきたいと思います。

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