ここまでの記事で
腱板の状態は
・構造だけでは説明できないこと
・動きの中での使われ方が関係すること
について整理してきました。
その中で
「動かすと途中で止まる感じがする」
「引っかかるような感覚がある」
といった状態を感じることもあると思います。
では
こうした引っかかりや動きにくさは
どのように考えればよいのでしょうか。
引っかかりは「何かが当たっている」とは限らない
引っかかる感じがあると
「どこかが挟まっているのではないか」
と感じることもあると思います。
もちろん
状態によっては
そうした影響が関係することもあります。
ですが実際には
必ずしも
何かが物理的に当たっているとは限りません。
動きの中でのバランスが影響することがある
肩は
支えの中で動く関節です。
そのため
動きの途中で
バランスが崩れると
スムーズに動きにくくなることがあります。
これが
引っかかるような感覚として
感じられることもあります。
無理のない位置から外れると動きにくくなる
肩は
無理のない位置を保ちながら動くことで
スムーズに動きやすくなります。
ですが
その位置から外れるような状態になると
動きの途中で
違和感や引っかかりが出ることがあります。
力みも影響することがある
引っかかりがあると
無意識に
しっかり動かそうとして
力が入りやすくなることがあります。
こうした力みは
単に力を入れているというよりも
肩の支えがうまく働いていない中で
無意識に補おうとする反応として
起こっていることもあります。
そのため
力みがある状態では
動きの流れが崩れやすくなり
結果として
引っかかりや動きにくさが
強く感じられることもあります。
「動かせる範囲」と「動きやすさ」は同じではない
肩は
ある程度の範囲までは動かせても
その中での動きやすさは
一定ではありません。
そのため
途中で引っかかるように感じても
必ずしも
動かせなくなっているわけではない場合もあります。
状態によって変わることも多い
引っかかりの感覚は
日によって変わることもあります。
・よく動く日
・少し動きにくい日
こうした変化は
その日の使い方や
疲労の影響を受けていることもあります。
引っかかりがあっても動けることはある
引っかかりがあると
「動かして大丈夫なのか」
と不安になることもあると思います。
ですが
状態によっては
引っかかりを感じながらでも
動きの中でバランスが取れていれば
大きな問題にならないこともあります。
ここまでのまとめ
肩の引っかかりや動きにくさは
・必ずしも何かが当たっているとは限らない
・動きの中でのバランスが関係する
・無理のない位置から外れると起こりやすい
・支えが不十分な中で力みが生じることがある
・状態によって変化することがある
といった特徴があります。
そのため
引っかかりの有無だけで判断するのではなく
どのような動きの中で起こっているのか
という視点で見ていくことが大切になります。
次の記事へ
では
こうした引っかかりや動きにくさは
「痛み」とどのように関係しているのでしょうか。
・引っかかると痛い
・痛みが出る位置がある
こうした状態も
一つの見方だけでは
整理しきれないことがあります。
次の記事では
「引っかかりと痛みの関係」について
整理していきます。

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