MRIで異常があると言われると
不安になることも多いと思います。
肩が痛くて検査を受けると
「MRIで異常がありますね」
と言われることがあります。
その結果
「やはりこれが原因なのでは」
「構造が壊れているから痛いのでは」
と感じることもあると思います。
ですが
・異常があっても痛みがない人がいる
・異常が軽くても強く痛むことがある
といったことも実際には見られます。
ここでは
MRIで見える異常と
痛みの関係をどのように捉えればよいのかを
整理していきます。
MRIは「状態の一部」を見ている
MRIでは
骨や腱、関節の状態など
構造の変化を確認することができます。
そのため
断裂や変性といった変化が
見つかることがあります。
ですが
MRIで分かるのは
あくまで
「構造としての状態の一部」です。
異常があっても痛みが出ないことがある
実際には
同じようなMRI上での変化があっても
・痛みがある人
・問題なく動ける人
がいます。
これは
構造の変化だけで
痛みが決まるわけではないためです。
構造だけでなく「どう動けているか」が大切
MRIで変化が見つかると
「その部分はもう使えないのではないか」
と感じることがあります。
ですが実際には
構造に変化があっても
ある程度動きを保ちながら使えていることや
別の働きによって
動きを補うことができる場合もあります。
そのため
「MRIで異常があるかどうか」だけで判断するのではなく
今の動きの中で
どのように肩が支えられているのか
という視点で見ていくことが大切です。
痛みは動きの中で変わる
肩は
支えの中で動く関節です。
そのため
動きの中で
・支えが保たれているか
・無理のない位置で動けているか
によって
負担のかかり方が変わります。
その結果
同じような構造の状態でも
支えが保たれているかどうかで
痛みの出方が変わることがあります。
「異常=原因」とは限らない
MRIで異常が見つかると
それが原因だと考えやすくなりますが
実際には
・もともと存在していた変化
・年齢とともに起こる変化
であることもあります。
そのため
「異常がある=それが痛みの原因」
と単純に結びつけるのではなく
今の状態の中で
どのように影響しているのか
という視点で見ることが大切です。
見えない部分も影響している
MRIでは
構造の状態は確認できますが
・動きの中でのバランス
・支えが保たれているかどうか
といった部分までは
直接見ることができません。
そのため
実際の状態を考えるときには
見えている情報だけでなく
見えていない部分も含めて
整理していく必要があります。
状態によって見え方は変わる
肩の状態は
・使った量
・負担のかけ方
・疲労の残り方
などによって変わります。
そのため
同じMRIの結果でも
日によって
感じ方が変わることもあります。
ここまでのまとめ
MRIで見える異常は
・状態の一部を示している
・それだけで痛みが決まるわけではない
・動きの中での支えによって影響が変わる
という特徴があります。
そのため
「MRIで異常があるかどうか」だけで判断するのではなく
・動きの中でどうなっているのか
・どのように肩が支えられているのか
といった視点で見ていくことで
今の状態を
少し整理しやすくなります。
そのため
・動かすとどう変わるのか
・どの動きで負担がかかるのか
といった視点で見ていくことも
状態を整理するためのヒントになります。
次の記事へ
では
こうした状態は
「年齢」と
どのように関係しているのでしょうか。
次の記事では
「年齢と回復」について
整理していきます。

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