ここまでの記事で
肩の痛みは
・姿勢だけでは決まらない
・骨格だけでは決まらない
・MRIの異常だけでは決まらない
・年齢だけでも決まらない
といったように
一つの原因だけで説明できるものではない
ということを整理してきました。
その中で
「では、自分の状態はどう判断すればいいのか」
と感じることもあると思います。
ここでは
肩の状態をどのように見ていけばよいのか
判断の基準について整理していきます。
一つの情報だけで判断しない
肩の状態を考えるとき
・痛みの強さ
・画像の結果
・姿勢
・年齢
など
さまざまな情報があります。
ですが
どれか一つだけで判断しようとすると
全体の状態が見えにくくなることがあります。
そのため
一つの情報だけで結論を出すのではなく
いくつかの視点を合わせて見ていくことが大切です。
「動かしたときの感覚」を基準にする
肩は
支えの中で動く関節です。
そのため
難しく考えるよりも
実際に動かしたときに
・スムーズに動けるか
・どこかで引っかかる感じがあるか
・無理なく動かせる範囲はどこか
といった感覚を見ることが
一つの基準になります。
痛みの有無だけで判断しない
痛みは
状態を知るための一つの情報ですが
それだけで判断することは難しい場合もあります。
・痛みがあっても動けている状態
・痛みは少ないが違和感がある状態
といったこともあるため
痛みの有無だけでなく
動かしたときの感覚も含めて
見ていくことが大切です。
「動かした後どうなるか」を見る
肩の状態は
動かしたその瞬間だけでなく
その後の変化も重要です。
・動かした後に楽になるのか
・時間が経つと違和感が出てくるのか
といった変化を見ることで
負担のかかり方を
考えるヒントになります。
変化の仕方を見る
肩の状態は
一定ではなく
日によって変わることがあります。
そのため
一時的な変化だけで判断するのではなく
・続いているのか
・少しずつ変わっているのか
といった
変化の仕方を見ることも重要です。
「今の状態」を基準にする
肩の状態は
・その日の体調
・疲労
・使い方
などによって変わります。
そのため
過去の状態や
他の人と比べるのではなく
今の状態の中で
どうなっているのかを
見ていくことが大切です。
最初から正確に判断しようとしない
肩の状態は
一つの答えで
はっきり決まるものではありません。
そのため
最初から正確に判断しようとするよりも
・楽に動かせるかどうか
・動かした後にどう変わるか
といった感覚から
少しずつ整理していくことが大切です。
ここまでのまとめ
肩の状態を判断するときは
・一つの情報だけで決めない
・動かしたときの感覚を見る
・痛みだけにとらわれない
・動かした後の変化を見る
・変化の仕方を見る
といった視点が大切になります。
そのため
「正解を見つける」というよりも
今の状態をいくつかの視点から整理していくことが
判断の基準になります。
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では
こうした判断をもとに
「良いリハビリ」とは
どのように考えればよいのでしょうか。
次の記事では
「良いリハビリとは何か」について
整理していきます。

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